次世代のスマート設計生産技術の確立-我が国がモノ造りで世界のトップランナーであり続けるために-

設計製造技術研究所の設立趣旨とその目指すところ   所長  細川 晃

 「第4次産業革命」とも呼ばれる近年の急速な技術革新の潮流においては,産官学の総力を結集したモノづくりの高度化が目指され,その一つの到達点として,「オンデマンドモノづくり」を実現するスマート設計生産システムの構築が挙げられます.その開発拠点として2016年10月に本学理工研究域に先端製造技術開発推進センター(RAMT)が開設されました.設計製造技術研究所(AMTI:Advanced Manufacturing Technology Institute)はこのセンターを発展的に改組し,2019年6月に新しい部局として設立された組織です.本研究所は,機械学習・最適化部門とデジタルツイン部門からなる設計技術領域と,金属AM(Additive Manufacturing)技術開発部門,材料・構造開発部門,複合製造技術開発部門からなる製造技術領域から構成され,斬新な発想を具現化するための設計を支える製造法といった次世代の設計生産技術を開発することを目的としています.